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藤沢ゆい動物病院
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病気の紹介

てんかん発作

急に全身がけいれんし始めて止まらない、または止まっては再発を繰り返す、といった症状はとても危険です。

けいれんが持続することで脳がダメージを受け、更に発作が起きやすくなってしまうこともあります。

また、大きな発作が続いた場合、状態が急変したり、後遺症が残ってしまう場合もあります。

持続する発作は止める必要があります。

 

発作の原因について

  • 脳が原因による(てんかん)発作
  • 脳以外の原因による発作(尿毒症、肝不全、低血糖や、中毒物質などによる)

の2つに分けられます。

このうち、脳が原因による(てんかん)発作はさらに以下の2つに分けられます。

  • 特発性てんかん:脳に(構造的な)異常がないもの。
  • 構造的てんかん:脳に(構造的な)異常があるもの。(外傷、腫瘍、脳炎、水頭症など)

上記のようにてんかん発作の分類には脳に(腫瘍や脳炎などの)異常があるかどうかを調べるのが大切です。

脳に異常がなければ特発性てんかんとなります。

これらを判断するためにはMRIで脳に異常がないか調べる検査が必要です。(MRIは全身麻酔が必要になります)

 

治療について

  • 発作が続いている場合には抗てんかん薬の投与を行います。(抗てんかん薬とはけいれん発作を止めてあげるお薬です。)
  • 強い発作が止まらない場合には鎮静剤や麻酔薬を使用して発作を止めてあげます。
  • 強い発作が続いている場合には脳圧が上がっていることも多いので、脳圧を下げるお薬を使う場合もあります。
  • 症状が落ち着いた後は状況に応じて抗てんかん薬の内服を開始します。
  • 脳に(腫瘍や炎症などの)異常がみられる場合にはそちらの治療も同時に行います。

てんかん発作はその原因により予後が大きく異なるため、原因を調べることがとても大切になります。

MRI検査になりますので、必要と判断した場合には、検査ができる施設をご紹介いたします)

 

救急時には、まずは症状を抑えることが求められます。

また、上手にお薬を使うことで、普段の日常生活を快適に、安心して過ごすことができます。

当院でも可能な限りご協力させていただきたいと思います。

万が一発作があった場合には、直ちにご連絡下さい。

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